横浜国立大学教育学研究科

障害児教育専攻

2007年度

松石担当講義:障害児メンタルケアー講義 金曜日6限目前期


4月13日 講義概要ガイダンス、教科書購入(松石竹志著「神経学概論」)
4月20日 神経学と精神医学の歴史の概略 DSMーIII以降の米国精神医学の流れ(資料配付)
4月27日 脳の構造と各部位の名称(大脳半球、間脳、脳幹、小脳)ビデオ使用。大脳の部位と機能(1)大脳に関して大脳皮質の部位、特にブロードマンの大脳皮質図。脳梁の働き。大脳左半球の言語野(ブローカ野、ウェルニッケ野)と失語等の大脳病理学(神経心理学)。
大脳辺縁系、特に海馬と扁桃体(海馬に関しては池谷裕二著「記憶力を強くする」講談社ブルーバックスを課題本とする。5月18日までにレポート提出。扁桃体に関しては資料配付。)
5月11日 海馬とてんかんの外科的治療法について。またてんかんの脳波診断について。てんかんの精神症状について。
5月18日 








2006年度(終了しました。)

松石担当講義:障害児メンタルケアー講義 金曜日6限目前期


4月21日 講義概要ガイダンス、教科書購入(松石竹志著「神経学概論」)
       神経学と精神医学の歴史の概略 DSMーIII以降の米国精神医学の流れ(資料配付)
4月28日 骨学(特に頭蓋骨の特性とは。成人の頭蓋骨、乳幼児の頭蓋骨)
       頭蓋骨の容積は限られているー急性・慢性脳圧亢進症状とその原因、脳ヘルニアの定義と種類
課題図書:池谷裕二著「記憶力を強くする」講談社ブルーバックス(5月26日締め切り)A45枚(内容のまとめ8割、論考2割で構成すること。)
5月5日  祭日
5月12日 脳の構造と各部位の名称(大脳半球、間脳、脳幹、小脳)ビデオ使用。大脳の部位と機能(1)大脳に関して大脳皮質の部位、特にブロードマンの大脳皮質図。脳梁の働き。大脳左半球の言語野(ブローカ野、ウェルニッケ野)と失語等の大脳病理学(神経心理学)。
5月19日 脳科学と前頭葉(特に前頭前野)、いわゆる「前頭葉症候」ー意欲の障害、人格の変化、新しいことが学習できない等。 髄鞘化の過程ー前頭葉の髄鞘化は老年期になっても続く。脱髄性疾患(一酸化炭素中毒)による痴呆状態に関する話。
5月26日 学園祭のため休講
6月2日  (大脳辺縁系)海馬のレポートから、アルツハイマー型老年痴呆の画像診断 新規のレポート マッガウ著「記憶と情動の脳科学」講談社ブルーバックスを課題本とする。レポート用紙2枚にまとめて、小論文を作成すること。
6月9日  脳に関するビデオ(その1)による最新の脳科学への招待。fMRIの検査による手指運動部位(いわゆるペンフィールドの図が示唆する部分がfMRIで描出されている。、視覚中枢などの描出
6月16日 脳に関するビデオ(その2) PETによる脳科学、右脳、左脳の機能的相違点は? 高次脳機能障害(失語、失認、失行)。脳梁の役割は(脳梁離断症候群の所見、脳梁形成不全症と知能) 脳血管障害、痴呆性疾患(アルツハイマー型老年痴呆、CJ病に関する疫学的、病理学的な話)
6月23日 脳に関するビデオ(その3) 前頭葉症候群とダマーシオ「デカルトの誤り(邦題:生存する脳)。後期の演習の課題本の一つとしてダマーシオ「スピノザを求めて(邦題:感じる脳)」を選ぶというアナウンス。また、バロン・コーエン「心の理論」、「自閉症とマインド・ブラインドネス」なども後期の演習の課題本とする。
大脳基底核(パーキンソン病、ハンチントン舞踏病)
6月30日 神経系における諸伝導路:随意運動 *運動の調整機能:大脳基底核(パーキンソン病、ハンチントン舞踏病)、小脳の構造と機能(体幹失調、四肢失調)

7月7日 神経系における諸伝導路:視覚伝導路、
7月14日 神経系における諸伝導路:聴覚伝導路(聴覚と平衡覚)
7月21日 オリバーサックスの「火星の人類学者」を課題本にしてA4判2枚の感想文を書くこと。

2006年

松石担当演習:障害児メンタルケア論演習 金曜日6限目講義
10月6日 本演習では課題本の中から一冊ないし二冊選び小論文(A4、10枚)を作成することを目標とする。
1.「生存する脳」(原題:デカルトの誤り)、 2.「感じる脳」(原題:スピノザを求めて) いずれもダマーシオ著。
この2冊のどちらかを選び、小論文を作成する。12月中旬に中間発表を行ない1月31日が提出締め切り日。

2005年度(終了しました。)

松石担当講義:障害児メンタルケアー講義 金曜日6限目前期


4月15日 講義概要ガイダンス、教科書購入(松石竹志著「神経学概論」)
       神経学と精神医学の歴史の概略 DSMーIII以降の米国精神医学の流れ(資料配付)
4月22日 骨学(特に頭蓋骨の特性とは。成人の頭蓋骨、乳幼児の頭蓋骨)
       頭蓋骨の容積は限られているー急性・慢性脳圧亢進症状とその原因、脳ヘルニアの定義と種類
課題図書:池谷裕二著「記憶力を強くする」講談社ブルーバックス(5月19日締め切り)
4月29日 祭日
5月6日  休講
5月13日 脳の構造と各部位の名称(大脳半球、間脳、脳幹、小脳)。大脳の部位と機能(1)大脳に関して大脳皮質の部位、特にブロードマンの大脳皮質図。脳梁の働き。大脳左半球の言語野(ブローカ野、ウェルニッケ野)と失語。
5月20日 大脳の部位と機能(2) 局在論と連合論。前頭葉の機能(前頭葉を3つの部位に分け機能との関連を説明)。辺縁系の構造と機能。関連プリント(前頭葉、辺縁系と情動、扁桃体と情動)配布 *参考図書、ダマーシオ「生存する脳」
課題図書:貝谷 久宣著「脳内不安物質―不安・恐怖症を起こす脳内物質をさぐる」講談社ブルーバックス(6月30日締め切り)
5月27日 大学祭のため休講
6月3日  海馬に関する課題図書(「記憶力を強くする」)についての自由討論、DSM再考(精神分析的精神医学から生物学的精神医学への方向転換)
6月10日 脳研究の方法(PET,fMRIによる研究のビデオ) *参考文献案内「自閉症裁判」、バロン・コーエン「共感する女脳・システム化する男脳」「自閉症とマインド・ブラインドネス」。
6月17日 随意運動系(垂体路、ホムンクルス)、脳血管障害、痴呆性疾患(アルツハイマー型老年痴呆、CJ病に関する疫学的、病理学的な話) *参考文献紹介、テンプル・グランディン「自閉症の才能開発」、リタ・カーター「心と脳の地形図」「脳と意識の地形図」
6月24日 休講
7月1日 運動の調整機能として働く部位=大脳基底核、小脳 *参考文献紹介「心の理論」、
7月8日 大脳連合系の機能(ビデオ) 失語、失行、失認、
7月15日 視覚、視覚伝導路、
7月22日 聴覚伝導路
       課題図書:オリバー・サックス「火星の人類学者」から気に入った症例についてまとめ論考あるいは感想を加えること(A42枚以内)。

松石担当演習:障害児メンタルケア演習 金曜日6時限目後期
1)田中克彦著「チョムスキー」岩波現代文庫、酒井邦嘉「言語の脳科学」の2冊を読んで言語と脳科学について論じること。
2)バロン・コーエン「共感する女脳・システム化する男脳」「自閉症とマインド・ブラインドネス」を読んで、要約の上、論考を加えた小論文を作成すること。
3)リタ・カーター「心と脳の地形図」「脳と意識の地形図」を読んで、要約の上、論考を加えた小論文を作成すること。

以上3課題の中から、1つを選択し、A4判10枚の小論文を作成することが本演習の課題である。成績は、論文の形式と内容で評価する。



2004年度(終了しました)

松石担当講義:障害児メンタルケ論講義 金曜日6限目


4月16日 講義概要ガイダンス、教科書購入(松石竹志著「神経学概論」)
       神経学と精神医学の歴史の概略。局在論と連合論、心因論と器質論、DSMーIII以降の米国精神医学の流れ
4月23日 骨学(特に頭蓋骨の特性とは。成人の頭蓋骨、乳幼児の頭蓋骨)
       頭蓋骨の容積は限られているー急性・慢性脳圧亢進症状とその原因、脳ヘルニアの定義と種類
4月30日 休講
5月 7日 脳神経系の構造と各部分の名前、脳の部分の名称。
       大脳、特に大脳皮質のブロードマンによる細胞構構成地図(6層構造をとる新皮質、その他の大脳辺縁系) 課題図書:池谷裕二著「記憶力を強くする」講談社ブルーバックス
5月14日 フランス製ビデオ「脳の誕生」を主にし、神経系のネットワークの発展(シナプスの発展)と髄鞘化の発展について
5月21日 シナプスと神経伝達物質に関する講義。伝達物質と受容体。それと精神症状、あるいは精神科薬物療法についての薬理学的な講義(1)
       5月28日 学校祭のため休講
6月 4日  シナプスと神経伝達物質に関する講義。伝達物質と受容体。それと精神症状、あるいは精神科薬物療法についての薬理学的な講義(2)
6月11日 運動系(垂体路系)、視覚系、聴覚系
6月11日 大脳辺縁系と記憶と情動、その解剖学的場所として海馬と扁桃体 課題:オリバー・サックス「火星の人類学者」から気に入った症例についてまとめ論考を加えること(A45枚以内) **運動系については養老孟司著「身体の文学史」も参考
6月18日 大脳連合系の機能(ビデオ) 失語、失行、失認
6月25日 前頭葉とその辺縁の機能(1)ーダマーシオ「生存する脳」を参考に
7月 2日 前頭葉とワーキングメモリーなど(2)
7月9日  小論文指導
7月16日 小論文指導
7月23日 小論文指導



2003年度開講(講義は修了しました)。

松石担当講義:障害児メンタルケア論講義 金曜日6限目

4月11日 、骨学(特に頭蓋骨の特性とは。成人の頭蓋骨、乳幼児の頭蓋骨)
       頭蓋骨の容積は限られているー急性・慢性脳圧亢進症状とその原因、脳ヘルニアの定義と種類
4月18日 中枢・末梢神経系の構造の概略と各々の名称。最近の脳科学の概要、主に画像診断を例示(CT, MRI, SPECT, PET, fMRI)。「脳をはぐくむ」プロジェクト。脳科学の一般書の紹介
4月25日 脳と精神、人類は精神の座をどこに求めたか。大脳皮質と精神機能が結びつき。局在論と連合論。
以下省略